ヘソ位置の胴囲が男性で85cm以上、女性では90cm以上。加えて血中の脂肪量、血圧、血糖値のうち二つ以上が、ある数値を超えた場合、メタボリックシンドロームと診断される。心筋梗塞などにかかりやすくなるとかで、最近よく耳にする言葉だ。

　で、ここ何年かでずいぶん体重が増えてしまった私は、2006年12月に受けた人間ドックで、メタボリックシンドロームのオプションを選択した。結果は……。「あなたはメタボリックシンドロームです」ときた。あ～あ、せめて「……の予備軍です」くらいの診断かと思ったのに、ストレートにそれだと言われてしまい、かなりショックだ。かかりつけの医者に結果を見せると「まあ（胴囲以外は）それほど高い数値ではないので、薬を飲むまでもないですよ」と言われたものの、やはりいい気分はしない。とはいえ、自分がメタボリックシンドロームになったことで時代の先端をいっているような錯覚に陥り、会う人に「俺、メタボリックシンドロームなんだ」と吹聴している（バカである）。さらには女房に「メタボちゃ～ん」と呼ばれると、つい元気よく「は～い」と右手を挙げて応えるバカでもある。これではいけない。痩せるのだ！と、ランニングを始めたものの、なかなか続かない。今年こそは、今年こそは、体重の大幅な減を求めて走るぞ！

※この文章は年賀状用に書いたものです。1月初旬に掲載しようと思っていたのですが、すっかり忘れておりまして、今ごろの掲載になってしまいましたm(_ _)m。