Reading Page

 
イチオシ
やっぱりハマる単純ゲーム「金魚すくい」でカメをすくえるか?
稲垣 優

 ほんとは、季節がら8月中に紹介したかったんだけど、なんやかんやで、9月になってしまった……。

 

 ゲームと聞くと、あなたはどんなものを連想するだろうか。往年のブロック崩し? それともドラクエ? スーパーマリオ? バイオハザード?

 どうも「ゲーム」という言葉には、テレビゲームという意味あいが深く刷り込まれているようで、どうしても、プレステだのサターンだの64だのって話になる。でもね、パソコンのゲームも捨てたもんじゃない。その昔、パソコンをやってるというと「どんなゲーム?」なんて聞かれた時期もあった。今のようにオフィスの机全部に行き渡ってる時代じゃなかったから。それに「パソコンおたく」なんて言葉があったころだから。

 で、何が言いたいかというと、今回はちょっとハマるゲームを紹介したい。ブロック崩しもハマるけど、もっとシンプルで、結構ハマるゲーム。それは「金魚すくい」なんだ。

 え~? なんだって? そんなのバカバカしいって? そうだよね。私も初めはそう思った。あるところからそのゲームのありかを教わり「ま、子どもの遊びにはいいかもね」と思ってダウンロードしたってわけ。ところが予想に反して、結構いけるのよ、これ。

 でね、初めっからゲームができるんじゃなくて、まずはお金を払うってのがいい。自分が百円持ってる(画面に出てくる)から、それを金魚すくい屋(?)のおじさんに渡すの。百円渡さないと、ゲームが始まんないってのが、なんかうれしい(笑)。

 ゲーム自体は、いたって簡単。マウスを動かすと、金魚をすくうヤツ(紙と最中の皮がある)が動き、マウスボタンを押すと、そいつが水の中に入る。うまくすくったら、そのままドラッグ。手元のカップの上でボタンをはなすと、金魚がカップに入る。これだけ(笑)。

 でもね、これが結構、難しい。5匹や6匹なら簡単にすくえるけど、20~30匹となると、なかなか。それくらいすくっても、画面のおじさんは「まだまだ甘いな」って、冷たいことを言う。でね、すごいのは、金魚だけじゃなくて、カメも泳いでるのよ。コイツをすくうのが難しい。だってカメって重いでしょ。すぐに紙が破れちゃうんだよね。

 てなことで、やりだすとハマっちゃうんです。でもって、何人かでやると、もっとハマる。上位10人の成績が登録できて、それぞれ、カッパとか、ばあさんとか、妙なキャラクターをあてがうことができる。だから、うまい人とやると、全部カッパになっちゃう。自分の成績が10位以下だと、キャラクターを出せない。これがかなり悔しい。だからもう一回やっちゃうのよね。私はこれで、百円玉をいくつおじさんに渡したことか……。

 というわけで、今回の「イチオシ」は、金魚すくいゲーム。面白いぞ~。

 そうそう、面白いって盛り上げておいて、どうしたら手に入れることができるかを書かないと、クレームのメールが来そうだから(笑)、このゲームがゲットできるサイトを書いときます。ゲーム自体はフリーウエアだから、どんどん配布していいみたいよ。

●金魚すくいゲームがゲットできるサイト

http://www.amy.hi-ho.ne.jp/yoichi/

 初めのページに「The Garden」という項目があるから、ここをクリック!

 

 そうそう、このゲームはマック版だからね。あしからず……。

copyright : Masaru Inagaki(1998.9.9)

読みもののページ

ショートストーリーを中心に、しょーもないコラム、Mac系コンピューター関連の思いつきつぶやきなど、さまざまな「読み物」を掲載しています。
20世紀に書いたものもあり、かなり古い内容も含まれますが、以前のまま掲載しています。